地域団体・楽農倶楽部多摩(新井文夫代表=人物風土記で紹介=)は4月19日、市立西落合小学校で「緑のカーテンプロジェクト2016」と題した授業を行った。
同団体は、仕事をリタイヤした人たちで野菜作りを楽しみ、野菜を媒介にした地域の町おこし活動を行っている。7年前から多摩市教育委員会の依頼を受け、市内の小・中学校が取り組む「ESD(持続発展教育)」の一環として、ゴーヤを植えてCO2削減、節電対策に取り組むとともに、命を育むことの大切を伝える「緑のカーテンプロジェクト」を地元の小・中学校で実施している。
今年もこのプロジェクトに落合、鶴牧両中学校と、東落合、西落合、大松台、南鶴牧の4小学校が参加。この日の西落合小学校で今年度初の授業を行った。
当日は、楽農倶楽部のメンバーがプロジェクトの内容を4年生75人の児童の前で説明。新井代表は種を手に取り「この中には命が入っています。だから大事に育ててほしい。そして、この活動を来年の4年生に伝え、みんなが先生になって」と伝えた。その後、児童たちが事前に用意した牛乳パックに土を盛り、ゴーヤの種を植えた。
新井代表は「日本の伝統や文化、こうした野菜の育て方が伝わっていない。これを伝承していってほしい。今後子どもたちが年齢を重ねていった時に思い出し、また次の世代に伝えてもらいたい」と話していた。
なお、こうしたグリーンカーテンへの取り組みは市内の全小・中学校で行われており、市内全域に広がっている。
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