多摩市青少年問題協議会落合・西落合地区委員会が主催する「第16回落合地域講演会」が10月28日、落合中学校で行われ、落合中学校の全生徒と、東落合、西落合小学校両校の5・6年生がいじめに関する講演に熱心に耳を傾けた。
2002年から地域交流を積極的に行うことを目的に、青少協落合・西落合地区員会が主体となって、落合中学校、東落合、西落合両小学校の3校による連携事業として授業に組み入れ実施しているこの「地域講演会」。毎年「薬物」「消費者金融」「セーフティー教室」「命」などテーマを決めて開催している。
「いじめ撲滅に取り組みたい」
今年は「いじめ」をテーマに、東大和市役所に勤務し、小中学生を中心にいじめについてのメール相談活動などを行う玉聞伸啓氏を講師に招いて行われた。玉聞氏は、自身のいじめ体験や、ロールプレイを交えながら、いじめについて優しく子どもたちに語りかけた。その中で、玉聞氏は「いじめの構図は、周りの友達にある。いじめている人は周りを楽しませるためにやっているところがある。だから周りの友達が楽しんだりしないことが大事」と言及。また最近問題となっているLINEなどのSNSによるいじめにも触れ「SNSで悪口は書かない。いじめっ子の力作となる悪口を見てあげないこともコツ。退会して新しいアカウントを取って、親しい人だけやり取りすること」と語り、子どもたちから寄せられた質問にも真摯に答えていた。
落合中学校の今井美沙生徒会長は「とてもためになる話だった。生徒会でもいじめ撲滅に取り組んでいるので、今日の話を参考にしたい」と感想を話した。
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