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障害者向け 就労支援のスポーツバー 日本初 多摩センターに

社会

掲載号:2017年3月9日号

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店舗で働きながらCPサッカーに取り組む選手たち
店舗で働きながらCPサッカーに取り組む選手たち

 国内初となる障害者の就労支援を目的としたスポーツカフェ&バー「E(イーズ)s'CAFE(カフェ)」が3月1日、多摩センター駅近くのニューシティ多摩センタービル8階(落合1の47、【電話】042・311・2022)にオープンした。同店は、フットサルコートに隣接しており、障害者がサッカーなどのスポーツをしながら働くことが出来る環境づくりと、健常者との交流の場を目指すという。

 同店を運営するのは、一般社団法人パラSCエスペランサ(神一世子(じんいよこ)代表理事・川崎市)。同団体は、CPサッカー(脳性まひや脳梗塞等の脳の障害をもつ人たちなどで行う7人制サッカー)を中心としたパラスポーツの普及振興と障害児の社会生活の支援を目的に、就労訓練施設やパラスポーツイベント、教室などの運営を行っている。

 そうした活動の中で、神代表理事が「長年CPサッカーに携わる中で、サッカーができる場所と働く場所をつくることが課題だった。サッカーと仕事が両立でき、そこでスポーツを通じて障害者と健常者が交流できる場所をつくりたかった」と発想。日本財団が全国各地で就労支援モデルを構築する「はたらくNIPPON!計画」プロジェクトに採用され、企画が進行。これまでに共同でCPサッカーのイベントを行い、多摩センターにフットサル施設を持つ(株)クリエイティブヘッズ(梶谷文明代表)の協力を得て、同店をオープンすることとなった。

全国のモデルケースに

 店舗では、都内の専門業者と連携し、食事やお酒を提供。大型モニターを設置し、スポーツ観戦や障害者スポーツを映像で紹介する他、障害者と健常者の交流イベントも随時行っていく予定だ。また同店は就労継続支援A型の施設となり、調理や清掃、映像制作、イベントの企画・運営などを行い、月10万円以上の賃金の提供を目指すという。

 2月27日に開催されたお披露目イベントには、ダウン症の次男を持つタレントで女優の奥山佳恵さんも出席。奥山さんは同店の制服をデザインし「障害を持ち仕事をしたい人の希望。このよう場所がもっとできてほしい」と語った。

 同店のスタッフとして働きながら、今年9月に行われるCPサッカーの世界選手権に出場する日本代表の浦辰大(うらたつひろ)さんは「障害者が外に出やすくなり、障害者への理解も深まっていく場所になると思う。健常者との交流の場にもなるので大切にしていきたい。CPサッカーのPRや、日々練習できる環境ができたこともありがたい」と話していた。

 神代表理事は「障害者サッカー・スポーツを広めていく、障害者が生き生きと働ける場所にしていきたい。全国のモデルケースとして多くの人の笑顔が広がるような場所になっていければ」と抱負を語った。
 

奥山佳恵さんが制服をデザインした
奥山佳恵さんが制服をデザインした

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