パルテノン多摩歴史ミュージアムでは7月23日(日)まで、「災害と多摩」をテーマに特別企画を実施している。
コーナー展示では「東日本大震災と多摩の人々」と題し、多摩市がいかに被災地とつながる活動を行ってきたかを紹介。3月5日に閉校した那須高原海城中学校高等学校や、自らも被災しながら被災地の地域文化の継承に尽力している東北学院大学に関する事柄をはじめ、6年間続く多摩市の被災地支援ボランティアの活動も浮き彫りになる。
特別展としては「災害と多摩〜多摩丘陵の自然災害と多摩ニュータウン開発〜」の視点で、これまでに見舞われた過去の災害を振り返る。関東大震災の土砂崩れにより出土した古銭や、同震災の克明な記録、最大の水害といわれる寛保2年の水害を描いた絵図、明治43年の水害の様子の記録、さまざまな消防道具など、多角的な観点から災害を伝える試みだ。
また、同企画に関連した特別講演会も7回予定され、災害への示唆に富んだ考察にも深く触れることができる。開催時間は午前10時から午後6時まで。入場無料。
コンサート楽しみ防災意識高める
災害をテーマとした催しとして、コンサート鑑賞中に災害が起きたらどう対処するか、実際にコンサートを楽しみながら防災意識を高めようという訓練が、4月28日(金)午後1時45分から大ホールで開催される。当日は毎年定期演奏会を行っている「多摩ユースオーケストラ」の協力を得て、観客も参加する訓練となる。入場無料。現在参加者を募集中だ。
希望者は、往復はがきで〒206―0033多摩市落合2の35パルテノン多摩避難訓練コンサート係あてに住所・氏名(ふりがな付き)・電話番号を明記して3月31日(金)必着で送る。
詳細・問い合わせはパルテノン多摩(【電話】042・375・1414)へ。
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