永山にキャンパスを構える国士舘大学で3月11日、防災養成リーダー養成のための実習授業が行われ、同大学の1・2年生72人が受講した。
同大学では、近年多発する自然災害に備え、知識や技術を身につけるため全学部必修で「防災」の授業を行っている。また5年前からは「防災リーダー養成論実習」を3日間泊まり込みで実施。今回も、講義から始まり、救急搬送訓練や避難所運営トレーニングなどの実習を行った。その中で、今年初めて「災害ボランティアセンター」の設置・運営訓練を実施した。
災害ボラセンは、災害が発生した際に、被災地の支援ニーズの把握・整理を行うと同時に、支援活動を希望する人たちの受入確認やマッチング活動を行う機関で、各地の社会福祉協議会が設置・運営にあたる。
訓練は、学生たちが総務、ボランティア・ニーズ受付、現地巡回、マッチング、資材、送り出しの各班に分かれて、避難所で使用されるダンボールベッドの組み立てや炊き出しなど、実戦に即した緊張感ある中で行われた。訓練を振り返り、永吉英記准教授は「若手の担い手育成が目的。学生たちが社協さんの所に行っても活躍できると思う。今後、地域の設置訓練と連携してお互いがプラスになるようなやり方を考えて生ければ」と話している。
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