神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2017年5月11日 エリアトップへ

認知症「怖がらないで」 当事者が呼びかけ

社会

公開:2017年5月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
本人会議のメンバーが現状などを紹介した
本人会議のメンバーが現状などを紹介した

 住宅型有料老人ホーム「ゆいま〜る聖ヶ丘」で毎月第3土曜日に開催されている「認知症カフェだんだん」。4月15日に、認知症当事者によるミニ講演会が行われ「認知症のことをもっと知ってもらって、手をつないで助け合う地域になってほしい」と呼びかけた。

 認知症カフェは「認知症の人と家族、地域住民、専門職等、誰もが参加でき、集う場」をつくることを目的として、全国で広がりを見せている。「だんだん」は2014年12月に開設。以来、毎回ケアマネジャーや家族会、医師、薬剤師など専門家を招いてミニ講演会を実施し、集いの場、くつろぎの場を提供している。

 今回は、認知症当事者の話を聞こうと、町田で活動を行っている団体「認知症とともに歩む人 本人会議」の鈴木克彦さん(83)、生川幹雄さん(68)、宮田雄二さん(65)と事務局の松本礼子さんを招いたミニ講演会を開催した。

普通に生活できる

 当日は、地域住民ら15人が参加する中、3人が認知症を発症した際の状況を「日課の散歩をしていたら突然頭が空白になった」「記憶力がよかったのに覚えられなくなった」と振り返り、「忘れやすいことはメモを取るようにしていて、普通に生活できている」と現状を話した。また「皆さんに『怖がらなくていいよ』と伝えたい。認知症という『旅』の中で、今どの道にいるかを知ってもらうことが大切。普通に暮らせることが希望。それをもっと知ってほしい」と呼びかけた。

 ゆいま〜る聖ヶ丘では「当事者の方のお話を聞く良い機会になった。病気のことがオープンになることでお手伝いをしやすくなるし、偏見や先入観を失くしていくことができたら」と話していた。

 なお次回は5月20日(土)午前10時半〜正午、同施設で開催。参加希望者は3日前までに申込みを。申込み、問い合わせは同施設【電話】042・319・6783へ。
 

多摩版のローカルニュース最新6

KPOPアイドルへの夢を応援

KPOPアイドルへの夢を応援

JSアカデミー・さやか先生

3月28日

「3・11」思い光ともす

多摩大学附属高校生徒

「3・11」思い光ともす

パル多摩でキャンドルナイト

3月28日

カフェあたごで一息

カフェあたごで一息

4カ所目の認知症カフェ

3月28日

東日本大震災復興フォーラム

ヤングケアラーを支援

リバティ

ヤングケアラーを支援

都内在住中高生が対象

3月28日

催し豊富な桜まつり

催し豊富な桜まつり

4月7日、聖蹟桜ヶ丘駅周辺

3月27日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook