市民有志で結成された団体「ハッピーシェア倶楽部」と、恵泉女学園大学は6月13日、多摩センターの「ハローキティストリート」のイトーヨーカドーとマクドナルドの前にある花壇の整備を協働で行った。
多摩市では、市内の公園や道路の一定区域で、ボランティアの市民や市民団体、グループ、大学、企業などに緑化や清掃美化活動を取り組んでもらう「アダプト制度」を導入している。多摩センター駅前の「パルテノン大通り」「ハローキティストリート」にある花壇の一部は、「新都市センター開発(株)」「多摩センター地区連絡協議会」「ライオンズプラザ多摩センター園芸サークル・三菱東京UFJ銀行」「恵泉女学園大学」の5団体がこのアダプト制度を利用して管理等を行っている。
そうした中で、ライオンズプラザ多摩センター園芸サークルの代表を務める小川五郎さんら市民有志で「ハッピーシェア倶楽部」を結成し、アダプト制度に登録。「恵泉女学園大学」と通りで一体感の花壇づくりを行おうと協議を重ね、これまで管理が行われていなかったイトーヨーカドーとマクドナルドの前にある花壇を「ハッピーシェアガーデン」と名付け、協働で整備を行うことになった。
カラフルなデザイン
当日は、雨が降りしきる中同団体と、恵泉女学園大学の生徒ら13人が参加。花壇の土越こしを行った後、同大学で同サークルと学生が事前に種植えを行い、育てた約10種類の花の苗を植えていった。
花壇のデザインを行った同大学の社会園芸学科3年の有末瑞穂さんは「『カラフルで目をひくかわいいガーデン』がテーマ。サンリオに遊びに来る人たちにこの花壇が少しでも目に入ってくれるといいなと思ってデザインした」と話す。マクドナルド側は、若い人が多く訪れる店舗ということで、ジニアの花を中心にカラフルにポップに配置。イトーヨーカドー側は、年配の人にも楽しんでもらえるように黄色のマリーゴールドなど落ち着いた配置になっており、見頃は7月中旬から9月中旬になるという。
同倶楽部の小川五郎さんは「学生を主体に、彼女たちのアイデアを活かしながらやっていきたい。市販の花を植えるだけの花壇でなく、苗から育てて成長していく過程も見て楽しんでもらい、美しい花を愛でてもらえれば」と話している。
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