多摩版 掲載号:2017年11月2日号
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市民ボランティア 障害児が楽しむ空間を 専門職ら集い、初イベント

社会

 「障害のある子どもでも、地域に溶け込みながら生活をしてほしい」という思いのもと、市内や近隣に住む介護士や理学療法士ら有志が集まり、10月22日にパルテノン多摩で「青空音楽療法&青空体操教室」が開催された。障害のある子どもたち9人と、その家族ら30人が参加して、音遊びや体操などを楽しんだ。「今後も継続してできるように進めていきたい」と発起人の影近卓大さん=中面・人物風土記で紹介=は意欲を見せている。

 今回のイベントを企画したのは、市内で医療的ケア児が通える通所施設の「こどもデイケアサービスラフ」等を運営する合同会社ライフイズ代表社員の影近さんを発起人とした市民有志。メンバーには、市内や近隣の病院、介護施設などに勤務する医師や理学療法士、看護師、介護士、音楽療法士といった専門職の人たちに加え、学生、一般市民らが参加している。

 「障害のある子どもたちは、外に出る機会が限られる。みんなと一緒にいることでできることもあるはず」と感じていたという影近さん。障害のある子どもの親、特に母親たちは気軽に外に出る機会が少なく、リラックスした表情を子どもたちに見せる機会も少ないことから、同じ専門職の仲間らに声を掛け、今回のイベントを企画した。

「来て良かった」

 当初は、屋外での実施を予定していたが、当日は台風の影響による大雨で、急きょパルテノン多摩の和室と練習室を会場に行うことになった。参加者は2グループに分かれて、音楽療法士による歌や楽器を使った音遊び、ハンドマッサージや足浴などを、親たちはその隣で理学療法士らによる体操やマッサージを受けてそれぞれが楽しんだ。

 こうした障害のある子どもや家族も楽しめるイベントは、民間の施設などでは時々行っているものの、市民団体の企画で実施するのは珍しいという。寝たきりの重度の障害のある2人の男の子と参加した両親は「子どもも親も一緒に楽しめる癒し系のイベントは珍しい。雨の中でも来て良かった」と話し、未熟児で生まれた2歳の男の子と参加した母親は「普段子どもと離れて何かやる機会は少ない。子どもを預け、リフレッシュできたのがありがたい。同じ境遇のママたちと話をすることができたのも良かった」と感想を話した。

 発起人の影近さんは「参加者や運営側のメンバーみんなが楽しい時間を共有できる企画にしたかった。障害のあるお子さんや家族が多摩市や近隣で子育てをしたいと思ってもらえるよう継続していきたい」と話していた。

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