多摩版 掲載号:2018年1月25日号
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市内で農業を営み、「健幸・支えあいフォーラム」で発表を行う 相澤 孝一さん 諏訪在住 69歳

多摩の野菜を有名に

 ○…昨年実施された「オール多摩!健幸甲子園」で、ボランティアと一緒に取り組んでいる自家農園での完全無農薬の野菜作りについて発表を行い優勝。それを受けて、1月28日に関戸公民館ヴィータホールで開催される「健幸・支えあいフォーラム」でも発表を行う。「昨年寸劇仕立てで発表してあの場に立てて楽しかった。市民がどのようにしたら畑と関われるのかをお話ししたい」と笑顔で語る。

 ○…生まれも育ちも多摩。父の代から農業を営み、幼少の頃から畑仕事を手伝っていた。「それが嫌で嫌でね」。その思いから工業高校に進み、高速道路のシステム管理の会社に就職した。それでも仕事が休みの日には家業を手伝い、歳を重ねるごとに父親の仕事、技術に薫陶を受けていった。「畑の耕し方はもう芸術。野菜の出来も全然良いんですよ」。定年を迎え、遅ればせながら父親の後を継いで本格的に農業を始めた。

 ○…仕事で培った経験を活かしたデータ管理などはお手の物。ただ野菜作りはデータ通りにやってもうまくはいかない。前年と同じ作り方をしても、出来栄えは異なる。本に書いてあることを実践してもうまく育たない。「ノウハウが大事。正解はなく、新しい発見の連続で奥深いですよ」と日に焼けた顔で微笑む。年間で80種類ほどの野菜を作り出荷をしているが、今農家の仲間とともに取り組んでいるのが多摩市のブランド野菜づくりだ。「地元の野菜をもっと有名にしていきたいですね」と力強く語る。

 ○…畑仕事の合間に、奥さんと2人で行くお遍路参りが今の楽しみ。地元の小学校で農業授業を受け持つこともあり「子どもたちにもっと地元の野菜を食べさせてあげたい。多摩から野菜嫌いの子どもをなくすことが目標」と笑顔を見せる。「父親が苦労して手に入れた畑。大切にしていきたいからみんなで使っていきたい。まだまだこれから」。あくなき向上心でこれからも野菜を作り続けていく。

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