多摩市内の京王線3駅で困っている人の手助けを行う「駅ボランティア」の講習会が3月21日、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターのアウラホールと聖蹟桜ヶ丘駅構内で行われ、参加した21人に「駅ボランティア証」が手渡された。
「駅ボランティア」は、駅を利用する人たちの中で、高齢者や障害のある人など、何か困っているのを見かけた際に、駅構内やバス乗り場までの案内、きっぷ購入、手荷物の運搬、通路や階段の移動支援などを進んで手助けしてくれる人のこと。この駅ボランティアは、「地域発展の推進に関する包括連携協定」を締結している多摩市と京王電鉄の協働で実施。都内の自治体と鉄道会社が連携して、こうした取り組みを行うのは初。
当日は、NPO法人多摩市身体障害者福祉協会らによる講話が行われた後、車いすの操作方法、介助の実演が行われた。その後、参加者たちは2グループに分かれて、駅構内で車いすの操作、アイマスクをしての介助などを体験した。
参加者は「自分の視点ではなく、足の悪い人、目の見えない人の立場で考えることができるようになった」「ボランティア証がなくても、障害のある方や困っている方に声を掛けていけるように、今回がその勇気の第一歩になれば」と感想を話した。京王電鉄では「多摩市と協力して、高齢者、障害のある方に安全・安心のまちになるよう裾野を広げていきたい」と意欲を見せている。
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