瓜生小学校で6月15日、学校公開が行われ、6年生の総合学習の時間で市内在住の写真家・桃井和馬氏がゲストティーチャーとして授業を行った。
この日は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた国際理解をテーマに授業が行われた。桃井氏は、写真家としてこれまでに140カ国以上を渡り歩き、「紛争」「地球環境」をテーマに写真を撮り続け、取材を行ってきた。一方で、桜美林大学の客員教授として教壇に立ち、一般社団法人多摩循環型エネルギー協会の代表理事を務めるなど、地域活動も積極的に行っている。
この日の桃井氏の授業のテーマは「世界と地球の平和を守る子どもたち」。ヒマラヤ山脈の地層や東日本大震災発生直後の福島県、大地震にあったパキスタンの子どもたち、ボルネオの自然など自身が撮影してきた写真を見せながら、その写真にまつわるエピソードについて語り、「自分で考える」「考えるために調べる」「教育の大切さ」「相手を知る」ことの大切さを伝えた。最後に「地球を守るのは君たち」と訴えた。
授業を聞いた子どもたちは「もっとみんなで環境を大事にしたい」「パキスタンの同じ子どもたちが大人のせいで亡くなってしまうのはかわいそう」「未来に向けて自分たちが国の考え方を変えていきたい」と感想を述べた。
同校の吉田正行校長は「今回の話を聞いて、子どもたちは身近なところから一つひとつ考えていくことがグローバルにつながることを学んだと思う」と話した。
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