市民参加ワークショップ「SIMたま2030」が8月19日、永山公民館ベルブホールで開催され、参加した市民57人がシミュレーションゲームで市政運営を学んだ。
市民と行政が一緒になって財政状況を考え「行政発信ではない市民発信の行財政情報の見える化」が必要とされる今。現在の多摩市の状況・課題を市民に知ってもらい、多摩市の未来を一緒に考える機会にと、企画されたのが「SIMたま」だ。これは、参加者が架空の自治体の幹部となって、5年後、10年後のまちの予算づくりを対話しながら考えていくというシミュレーションゲーム。熊本県で誕生した「SIM熊本2030」を基に考案された。
当日は、無作為抽出で市内在住の2000人に招待状を送付し、申込みのあった57人(公募含む)が参加。13グループに分かれて、架空の「たまみらい市」の課題に対し、実施したい事業の予算を確保するためにどの予算を削減するのかなどを話し合った。その結果を、市議会役となる別のグループに説明し、質疑を通して審議されるという形で行われた。
体験した参加者からは「考えたことのないような意見も聴くことができ勉強になった」「目の前の予算の是非だけでなく中長期で魅力ある街にしていく必要があると感じた」などの意見が挙がった。市では「今回を皮切りに、市民が主体的に市の行財政を知る、考える、語り合える場づくりを推進し、市民協働での財政白書づくりに取り組んでいきたい」と話している。
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