「多摩市総合防災訓練」が9月15日、市立和田中学校などで行われた。
雨の影響で規模を縮小して体育館をメーン会場にして実施された今回の防災訓練。AEDの取り扱いや、担架を使った搬送法、道路上にある消火栓や排水栓にホースを差し込み消火活動ができる「スタンドパイプ」の使い方などを、東京消防庁、多摩市消防団らの指導のもと、周辺地域の自治会や自主防災組織の人たちが体験し学んだ。
また今年は、都内に1台しかないVR防災体験車も登場。地震が発生し、家具が転倒して部屋に閉じ込められるヴァーチャルリアリティの映像や揺れなども体験した。小学5年生の女の子は「怖かった」と語り、父親も「家具を固定していないことを思い出した。早く固定をして備えたい」と話した。夜には総合体育館で宿泊訓練も行われた。
最後に講評を行った阿部裕行多摩市長は「いざという時に声を掛け合う、顔の見える関係づくり、それもこの総合防災訓練の大きなテーマ。いざという時に自分の身は自分で守る。警報が出る前にどういう状態が起きるのか、どこに逃げればいいのか、家族で話し合って備えてほしい」と話した。
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