多摩川河川敷にある一ノ宮公園で9月16日、「KAOFES」「せいせきみらいフェスティバル」の2つのイベントが行われ、多く人で会場が溢れかえった。
昨年は台風の影響から中止になり、2年振りに開催された両イベント。多摩エリアで生まれた子どもたちが「遊び」「学び」「仕事」を体験し、自分たちで考えながら街をつくりあげていく―。そうした新しい形のフェスとして行われているのが「KAOFES」だ。
5年目を迎えた今年は、約80の地域の企業・団体が参加し、「無料」「飲食」「お仕事」「ワークショップ」「縁日」「アトラクション」の各エリアでブースを出店。お仕事エリアを体験するともらえる「KAOマネー」を使って、他のエリアで遊んだり、体験することができるという仕組みの中で、子ども達はエンジニアや医師、保育士、モデルなどの仕事を体験し楽しんでいた。
またステージでは、タヒチアンダンス、キッズダンス、アーティストのJILLによるライブなどが行われた。その中でも、ひときわ盛り上がりを見せたのが「泡パーティー」。大砲のような巨大な噴射機から噴出される泡を浴びて、子どもから大人まで楽しんだ。
石山弘明実行委員長は「無事に開催することができてホッとした。前回以上の方に来ていただけて嬉しかった。前日に水たまりができていたところを協賛企業の方が吸い出してくれたりと子どもが主役のイベントを守ってくれて、感謝と同時に、多摩の誇りを再確認した。今後も、協力、協賛してくれる企業、団体、ボランティア、主催者、そして来場者みんなが楽しめるイベントにしていきたい」と話していた。
「しろくまかりん」さん=人物風土記で紹介=のライブで幕を開けた「みらいフェス」。花火をひとつのツールにして、地域一体となって、地域のみらいを作っていこうと企画されたイベントだ。
ステージでは、せいせき鼓桜の和太鼓のパフォーマンスや多摩市出身の松木理三郎さん率いる「まつきりSwingThree」による演奏が行われた。ラスカルのカウントダウンの後、500発の花火を打ち上げられると会場からは大きな歓声が沸いた。フィナーレでは、「THEカラオケ☆バトル」U―18歌うま甲子園で優勝した佐久間彩加さんとExcusemeによるライブで盛り上がりを見せた。
三橋誠実行委員長は「多くの方の協賛をいただき、2年ぶりに開催することができて良かった。来年のために会場で募金を呼び掛けた結果、多くの方から寄付をいただくことができ、それだけ期待を感じた。来年以降も継続して実施できれば」と意欲を見せている。
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