多摩市内の京王線3駅で困っている人を進んで手助けする「駅ボランティア」の講習会が3月21日、永山公民館ベルブホールと永山駅構内で開催され、参加した16人に「駅ボランティア認定証」が京王電鉄(株)から手渡された。
「駅ボランティア」は、聖蹟桜ヶ丘、永山、多摩センターの京王線3駅を利用する高齢者や障害のある人などが何か困っているのを見かけた際に、駅構内やバス乗り場までの案内、切符の購入、手荷物の運搬、通路や階段の移動の支援などを進んで手助けする人のこと。同事業は、京王電鉄(株)と多摩市が連携して実施しており、今回で2回目。
当日は、ホールで講話が行われた後、2班に分かれて実習を体験。駅構内で列車非常停止ボタン、触知案内図、係員呼び出しインターホン、音声音響案内などの説明を受けた後、車いすの使い方の説明を聞き、乗車、操作体験を行った。白杖についての説明を受けたり、アイマスクをしての階段の昇り降りなども体験した。
参加した市内在住の安藤萌南さん(15)は「駅などで見かけたときに手伝ってみたいと思っていたので参加した。見ているだけと体験しているとでは違うと感じた」と話した。また市内在学の高橋里奈さん(15)は「以前に声を掛けてみたこともあったけど、その時はモタモタしてしまって周りの人に助けてもらったことがあった。今日学んだことを活かして、頑張って声がけしていきたい」と話していた。京王電鉄(株)は「参加していただいた方々には、困っている方がいらっしゃったら積極的に声がけし、手伝っていただけるよう、お願いと同時に期待したい」と話していた。
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