市立多摩中学校(前島正明校長)と多摩中学校地域学校協働本部(塩田明美代表)の共催で6月8日、地域交流を目的とした「野点」が行われ、生徒や地域住民ら約110人が参加して、お茶とお茶菓子を楽しんだ。
これまで、市内の公立小・中学校に「学校支援地域本部」が設置され、学校と地域や家庭との連携・協働を推進する取り組みを行ってきた。今年度から、これまでの取り組みをより発展させるため市内では同校が先駆けとなって「地域学校協働本部」を設置し、活動を行っている。
昨年度までに、学校と地域支援本部の協働で「流しソーメン」や「芋煮会」を行い、地域との交流を深めてきた。今回、学校で伝統文化継承授業を行っていることから、地域にも伝統文化を知ってもらおうと、初めて野点を企画した。
当日は、野外活動部や、国士舘大学の学生ボランティアが中心となって会場を設営。地域で茶道を教えている人たちが立てたお茶とハンドメイド部が作った水羊羹が地域住民にふるまわれた。また濱内綴さん、濱内琴葉さん、仲野さくらさんによる琴の演奏で会場を盛り上げた。
協働本部の塩田代表は「多くの方に学校に来ていただき、皆さんに喜んでいただけた。学校が地域のコミュニティセンターとしての役割を担い、学校を中心とした地域の教育力の向上につながっていけるような企画を今後も検討していきたい」と話していた。
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