東京2020オリンピック・パラリンピックまであと1年。多摩市内も自転車競技ロードレースのコースとなっており、7月21日(日)には、ロードレースのテストイベント「READY STEADY TOKYO」が開催される。それに先立ち、現在、市内各所で機運醸成に向けて様々なイベントが企画されている。
来年の7月24日(金)に開幕する東京オリンピック(パラリンピックは8月25日)。オリンピックは33競技が予定されており、その中の「自転車競技ロードレース」は7月25日(土)・26日(日)に開催。調布市・府中市・三鷹市にまたがる武蔵野の森公園をスタートし、静岡県の富士スピードウェイをゴールとする男子は総距離約244Km(25日午前11時スタート)、女子は約147Km(26日午後1時スタート)で競われる。今回のコースは、スタートからゴールまでの上った高さを表す獲得標高は男子約4865m、女子約2692mで過去のオリンピックの中でも最高で、気温、湿度の高い気候も相まって難易度の高いコースと呼ばれている。そのうち多摩市内は、都内最長となる約11・8Kmのコースが設定されている。
自転車競技ロードレースは、近代五輪の第1回アテネ大会から行われている競技で、ヨーロッパでは人気種目だ。一般道を平均時速40〜50Km、最高で約100Kmの速度で走るため、その速度感と迫力が競技の見所のひとつ。また個人競技でありながら、各チーム(各国)から出場する数人の選手で、エースを勝たせるためのチーム戦の様相を呈するのも、競技を見る際のポイントになるという。
市内6大学が応援
そのロードレースのテストイベント「READY STEADY TOKYO」が7月21日(日)に開催される。コースは本番とほぼ同じで、正午スタート。世界各国(最大24チーム)のトップレーサーが本番前にこの地でレースに挑む。
多摩市秘書広報課によると、今年4月に行われた「せいせき桜まつり」でアンケートを実施したところ、「多摩市がロードレースのコースになっていることを知らない」が70%、5月に行われた「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり」では44%だったという。そこで、来年の本番やテストイベントを盛り上げようと、市内で様々なイベントが開催される。
テストイベントの当日、午前10時30分〜午後3時、聖ヶ丘の多摩大学多摩キャンパスで応援イベントが開催される。主催は、市内6大学と多摩市で構成される多摩市オリンピック・パラリンピック大学連携協議会。国士舘大学体育学部こどもスポーツ教育学科の田原淳子教授による講演会の他、自転車競技のVR(仮想現実)体験、おもしろ自転車試乗会、ボッチャの競技体験などができる。
元選手が語る
12日(金)までと、19日(金)から26日(金)まで、永山公民館3階ギャラリーで「東京2020オリンピック・パラリンピック展」を開催。午前9時〜午後9時30分。2020年大会と1964年東京大会に関する企画展で、両大会や、ロードレースの概要・魅力の他、国士舘大学のオリンピアンのパネル展示などが行われる。
13日には、パルテノン多摩で「『たまし』い込めて応援しよう!プロジェクト」を開催。午前10時〜午後6時。ロードレースの魅力や本番の見所などを知ってもらうためのパネル展示や、元ロードレース選手の栗村修氏によるトークショー、コースになっている尾根幹線道路をバーチャルで走行体験できるコーナーなどが企画されている。
詳細は、応援イベント・説明会は市オリンピック・パラリンピック推進室【電話】042・338・6947、オリパラ展は永山公民館【電話】042・337・6661、プロジェクトは市秘書広報課【電話】042・338・6812へ。
多摩版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|