多摩市はこのほど、来年4月に2011年4月以来となる認可保育所を新たに2園開設することを発表した。
認可保育所などに入ることのできない市内の待機児童数は、今年4月1日時点で77人。昨年度よりも6人減少した。
市は、これまで待機児童対策として、単願で認証保育所を希望した家庭に向けて保育料の補助額を児童一人あたり月3万円に引き上げる他、小規模保育所の新設や認証保育所の定員拡充などを行ってきた。今年度は市内で初めて企業主導型保育所が開設され、設定された地域枠に対して保育料補助制度を導入するなどの対策も行っている。
そうした中で、来年4月に、新たに認可保育園が2園開設されることが決まった。認可保育所の新設は、2014年4月に0〜2歳児対象の「あすのき保育園」(諏訪)が開設されているが、0〜5歳まで受け入れ可能な保育所は11年4月の「のびのびっこ保育園」(諏訪)以来となる。
新設される2園は、ともに聖蹟桜ヶ丘駅周辺で、関戸4丁目(木造2階建て・0〜5歳児定員60人)と、関戸2丁目(ビルイン2階・0〜5歳児定員60人)。運営法人は、ともに市内で運営実績のある社会福祉法人大和会、社会福祉法人緑野会。さらには、2021年4月にも、落合(多摩センター駅近く)で、新たに定員105人の認可保育所が新設される予定だという。
市子育て支援課では「来年4月に認可保育所の開設が決まったが、今後も1、2歳の枠で待機児童が出ることが予想される。今後も対策を検討していきたい」と話している。
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