多摩市立中学校PTA連合会の会長を務める 中馬 幸代さん 連光寺在住 40歳
PTAの経験は宝物
○…8月3日に永山公民館と共催して開催した「高校説明会」。年間を通じて中学校PTA連合会が手掛ける一番大きな事業だ。これまでに2千人もの参加者が集まる催しをまとめた経験がなく不安を抱えていたが、同会の仲間に助けられ、支えられながら会長としての大任を果たした。「皆さんのパワーが一つになるのを目の当たりにし、そのすごさを実感した。皆さんに感謝したいです」と安堵の表情を浮かべる。
○…昨年から聖ヶ丘中学校のPTA会長を務め、今年2期目。輪番による連合会の会長の順番が回ってきた。「会長と呼ばれるのは嫌なんです。黒子の役目でいたいんですけど」と苦笑い。PTAは堅苦しく大変という固定観念を払拭するために、コミュニケーションを大切にし、楽しんでもらおうと努めてきた。そして「楽しかった」と言ってもらえることがエネルギー源になっているという。
○…PTAは、子どもと学校、地域をつなぐ役割ではあるものの、任意のボランティア。時代と共に、働く女性が増え、PTAに関わる時間が減ってきている。そうした中で、平等に活動時間を短くするなどの工夫が必要だと感じている。「子どもたちと一緒に自分も成長できた。この年齢になっても多くの人とつながれたことは宝物です」と笑顔でやりがいを語る。
○…3人の子どもの母親。何をやるにしても楽しくやることが信条。ちちょっとした挨拶にもとにかく小ネタを挟むため「子どももいじられるのに慣れたみたいで。芸人みたいな感じです」と笑う。その明るさでこれからもPTA活動を行っていく。「みんなで輪となって意思疎通を図りながら、いい雰囲気でやっていきたいですね」。かゆいところをかいてあげられる。そんな会長がこれからも会の活動を支えていく。
|
|
|
|
|
|