市立瓜生小学校「ちょこっとみまもりサークル」(朝比奈菜々子代表)が主催する「ハロウィンウォークラリー」が10月19日、同校周辺地域で開催された。この催しは、ハロウィンを楽しみながら、子どもたちに通学路の危険な場所や「子ども110番」の場所を知り、地域住民と顔見知りになることで「自分の身は自分で守れるように」と企画されたもの。当日は、同校の児童40人と保護者や地域住民ら39人が参加して、仮装して通学路の危険な場所を見て回った。
同校の「ちょこっとみまもりサークル」は、同校児童の保護者たちが、地域住民や保護者、子どもたちが参加できる防犯に関わるイベントを不定期に企画・開催する他、みまもりマークを付けたエコバッグやステッカー、腕章などのグッズを制作して地域に周知する活動などを行っている。
今回の企画もその一環。ハロウィンを楽しみながら、子どもも大人も一緒に楽しめる地域の防犯活動をと昨年初めて実施したもの。ハロウィンにちなんで思い思いに仮装した子どもたちと保護者が、学校周辺の危ないと思われる場所を見て回り、クイズ形式でどんな点が危ないかをチェックしていくという内容。今年も同様に、過去に不審者情報が寄せられた4カ所をピックアップして、3グループに分かれて歩いて回った。
チェックポイントでは、人の出入りが多い場所か、木立や茂みがある場所か、抜け道はあるかなど、クイズ形式で子どもたちに確認。子どもたちは、それに答えながらカードにチェックを入れるとシールやお菓子が配られた。おやじの会のメンバーが不審者役を担い「子ども110番」の家に子どもたちが駆けこむ訓練も実施され、連絡先や住所が正確に応えられるかなどの確認も行われた。
イベントに参加した5年生の男子児童は「楽しかった。普段暗いところなど気にして歩いているけど、いろいろなことを知ることができて良かった」と感想を話していた。企画した同サークルの朝比奈代表は「繰り返し同じことを伝える中で、子どもたちから危険個所について意見が出てきたことが良かった」と今回のウォークラリーを振り返った。続けて「地域の方たちにもっと参加してもらうことと、子どもたちと顔見知りを増やすことが今後の課題。SNSを活用しながら通学路の危険個所をピックアップしメンバー間で情報を共有するなどアイデアを出しながら活動していきたい」と今後へと意欲を見せた。
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