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多摩版 公開:2019年11月14日 エリアトップへ

国士舘大 箱根駅伝予選会を8位通過 4年連続本選出場決める

スポーツ

公開:2019年11月14日

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予選会を個人2位で走ったヴィンセント選手
予選会を個人2位で走ったヴィンセント選手

 「第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」の予選会が10月26日、立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、国営昭和記念公園をゴールとするハーフマラソンコースで行われ、国士舘大学が8位に入り、来年1月2日・3日に開かれる箱根駅伝本選へ4年連続48回目の出場を決めた。

 市内永山にある多摩キャンパスを練習拠点にしている国士舘大学陸上部。箱根駅伝には、過去47回出場しており、1964年と67年の総合3位が最高成績。昨年の予選会を9位で突破し、今年の本選では2区を46年ぶりに1位で通過するも、往路14位、復路20位、総合18位だった。

 箱根駅伝の予選会は、各校上位10人の合計タイムが少ない上位10校が本選に選出される。今回、同大学からは14人がエントリーし、12人が出場。鼡田(ねずみだ)章宏主将(4年生)は「ヴィンセント(2年生)がいるので、彼に先頭の方でタイムを稼いでもらい、日本人は集団で走ることを意識した。一昨年や昨年のタイムを参考に監督や選手で話し合って設定タイムを決め、どれだけ集団走ができるかを意識しながら、総合10位以内に入ることを目標にしていた」と振り返る。

 そのケニアからの留学生、ライモイ・ヴィンセント選手は昨年の予選会では個人3位。本選では2区を走り、9位で受けた襷を1位で3区につないだ同大学のエースだ。今回の予選会では、昨年を上回る個人2位でゴールしチームを牽引。「トップを獲りたかったけど、昨年は3位だったので嬉しかった」と話す。

 今年は、例年より気温が高かった影響か、常連校と呼ばれる強豪校が本選出場を逃した。鼡田主将は「集団走をしている中で設定していたペースよりも遅いかなと思っていた。無理してペースをあげて後半にきつくなるよりも、スタミナを温存する方が良いと判断した。実際に前半早めに突っ込んで落ちてくる他校の選手が多い中で、うちは抜かれることなく最後まで余裕を持って走れた」と勝因を語る。その結果、総合8位に入り、予選会を通過。本選への出場を決めた。

目標は15位以内

 その本選の目標は今年を上回る18位以上、15位以内。そしてシード権も狙う。「今年は46年ぶりに1位で2区を通過できて流れは良かった。予選会では集団走はできていたけど、個人走になると、このままでは厳しい戦いになってしまうので、約2カ月の間で、各選手が個々の力を1段階、2段階レベルアップしていきたい」と鼡田主将はチームの底上げを誓う。続けて「ヴィンセントもいるし、他の選手も自分の走りができれば去年の順位よりも上にいけると思うので、18位以上、15位以内を目標にできたら」と抱負を語る。ヴィンセント選手は「今年よりも良いタイムで走りたい。学校のために、一人ではなくチームワークで頑張りたい」と意気込みを語った。

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抱負を語るヴィンセント選手と鼡田主将

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