東京都は11月23日から29日までの1週間、多摩市内の愛宕東公園周辺で、電動車いすを用いた実証実験を行った。
都では現在、多摩ニュータウン地域の再生に向けて、地形の高低差に対応したバリアフリー実現への取り組みを進めている。そうした中、今回、市内でも高齢化が進む愛宕地域で、高齢者の外出をサポートするための一人乗りの乗り物(パーソナルモビリティ)の普及を見据えて、電動車いすを使った実証実験を実施した。
「安心して利用できた」
今回の実証実験では、愛宕東公園を中心とした延長約360m、約470m、約760mの3つの走行ルートを設定。市販されている様々なメーカーの電動車いす10台が用意され、参加者が希望の車種を選んで、愛宕かえで館などへの走行を実際に体験した。試乗した参加者からは「操作の単純さや、わかりやすさが良いと思った。安心して利用できた」「楽しいし、お年寄りにわかりやすい表記もあり、操作もわかりやすく良かった」といった感想があがった。
東京都都市整備局多摩ニュータウン課の担当者は「今回の実験を通して得られた課題を整理し、今後さらなる取り組みを進めていきたい」と話しており、都では今後、実用化に向けて検証を進めていくとしている。
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