「ESD(持続可能な開発のための教育)」を推進している多摩市。現在、全公立小・中学校がESDの推進拠点であるユネスコスクールに加盟し、各校の特色や地域性を活かしながら、国連が掲げる17の開発目標「SDGs」を踏まえたESDを実践している。
そうした中で、独自の特色ある活動を行っているのが愛和小学校(柏原聖子校長)だ。
同校では、2014年から一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン(堀口ひろ子代表)の協力のもと、食物を育て、調理し、食べるという体験を通じて生命のつながりや人としての成長を促す「エディブル・スクール・ヤード」のモデル校として取り組みを行っている。
今年度も各学年が、生活や理科、総合的な学習の中で「やさいづくり名人」「植物を育てよう」「にわとりがつなぐ命の循環」「ライスプロジェクト」などをテーマに授業を行ってきた。昨年12月には、5年生の「ライスプロジェクト」の一環として、シンク・ジ・アース理事でSDGs・フォー・スクール委員の上田壮一氏を招いた授業も行われた。
このライスプロジェクトに取り組んできた5年生は「お米を育てるのも大変。食べたらおいしかった。育てて良かった」といった感想を話す。同校の柏原校長は「自然が豊かな校地を活かして、子どもたちには自然の不思議に気づき、新たな発見をしていってほしい」と取り組みについて語った。
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