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農家支援の輪 地域に広がる 給食用の玉ねぎを購入

社会

掲載号:2020年6月25日号

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認証保育所で販売される玉ねぎ=写真はウィズチャイルド
認証保育所で販売される玉ねぎ=写真はウィズチャイルド

 地元の農家を助けよう-。新型コロナウイルスの影響で市立小・中学校が休校となり学校給食もなくなったため、行き場を失った地場産の玉ねぎ。そのことを知った地域の団体や店舗、企業の地元農家を支える輪が広がりを見せている。

 地元で代々農業を営む小暮和幸さんは、自分の畑で野菜を作り、定期的に地場野菜として市立小中学校に給食用で卸していた。ところが、新型コロナウイルスの影響で学校が休校となり、給食も休止。小暮さんだけでなく他の農家でも、この春収穫する玉ねぎを卸すことができなくなってしまった。

 そうした実情を知ったのが「せいせきファーマーズミーティング」(城田恵子代表)だった。2014年から地域の農家や野菜のことを地元の人に知ってもらいたいと、マルシェなどのイベントを開く活動を行っている。小暮さんをはじめ、他の農家とも既知の仲だったこともあり、せいせきファーマーズミーティングで玉ねぎを購入。メンバーの店舗で販売したり、それぞれ地域の知人に声を掛け、購入してもらった。飲食店にも声を掛けると、その多くの店で注文を取ってくれることになったという。

「地域の力すごい」

 そうした「せいせきファーマーズミーティング」の活動を知ったのが(株)ウィズチャイルドで代表を務める田中鉄太郎さん。日頃からお世話になっている地元に少しでも力になりたいと、同社で運営している認証保育所だけでなく、多摩市に10園ある認証保育所全園と、民間の企業主導型保育所に声を掛け、給食で使われる予定だった玉ねぎ約700kgを協力して購入。それぞれの園で関係者や子ども食堂、介護施設などへの寄付や販売をしていった。「みんなが苦しい時に『誰かの役に立ちたい』『喜びを創出したい』という気持ちで行動を共にしてくれたんだと思う」と田中さんは思いを語る。

 小暮さんは「給食に卸すために作っていたものだった。JAの直売所などで販売していたが、量が多かったので頭を悩ませていた時に、せいせきファーマーズミーティングさんが分けてほしいと言ってくれた」と話す。そうした中で広がった地域の輪。「いろいろなお店からも注文が入り、認証保育所の方でも買い取ってくれて一気に在庫がなくなった。こうした思い、行動が嬉しかったし、皆さんに感謝したい。地域の力、人のつながりはすごいなと改めて感じた」と感謝の言葉を述べた。

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