多摩市はこのほど、市内一ノ宮の多摩市消防団9分団詰め所跡地に、市内初の「土のうステーション」を開設した。6月9日には、市役所庁舎東側広場で市職員、多摩消防署員約30人が参加して同ステーションに配備する土のうを作成した。
市ではこれまで大雨が降った際などに使用する土のうを愛宕の防災倉庫に配備していた。昨年の台風19号をはじめ、昨今の台風や大雨で氾濫の危険性がある多摩川や大栗川等の河川から愛宕の防災倉庫まで距離があることから、水害が差し迫った際に地域住民が迅速に設置、対応できるよう浸水想定区域内の中での設置を検討していた。そうした中、市消防団9分団の詰所が移転したため、今回その跡地に市内初となる土のうステーションを開設した。
当日は、集まった約30人の参加者が約2時間半をかけて、土のう約3千個を作成。それを大型の袋に詰め、同ステーションに搬入していった。市防災全課「今後、一ノ宮や関戸、東寺方1丁目に5つのステーションを設ける予定。ステーションに配備されている土のうは、災害時に住民が自由に持っていてもらえるように住民に周知していきたい」と話している。
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