多摩版 掲載号:2020年8月6日号 エリアトップへ

次世代が伝えたいこと 被爆地訪れた2人に聞く

社会

掲載号:2020年8月6日号

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 多摩市では2013年から、平和の尊さを次世代に継承しようと、市内の小・中学生を対象に「子ども被爆地派遣事業」を実施している。

 毎年、広島や長崎を訪れ、阿部裕行多摩市長とともに子どもたちが平和祈念式典へ参列。現地で資料館などを訪れるほか、交流会で意見交換を行うなどの活動を通して平和について学んできた。今回、事業初年度に参加した近堂創哉(そうや)さん(調布北高校2年)、昨年度参加した佐藤百合香さん(多摩永山中学校2年)に話を聞いた。

知ることの大切さ

 当時小学6年生で、毎日楽しく遊べることが当たり前だと思っていた近堂さん。派遣事業を知って興味を持ち、父親の薦めもあって参加した。事前に本を読み、備えたつもりが広島の資料館で目にした実物に衝撃を受けた。被爆した弁当箱、壊れた自転車の部品…。頭では理解していたつもりだったが、心から「怖い、恐ろしいな」と思った。高校生になった今、周囲に知らない人が多いことを感じる。でも自分も同じだったかもしれない。「まずは知ることから始まる。そして事実を忘れないことが大切なんだ」。自分が生きている限り伝えていきたい。

思いやる気持ちを

 小学生の時に被爆体験者の話を聞き「戦争について知りたい」と関心を持っていた佐藤さん。2年前に友人が派遣事業に参加し「良い経験をした」と聞いて参加。初めて長崎を訪れた。現地で被爆しながらも救護活動にあたった永井隆博士の話を聞いて感動すると同時に、戦争の恐ろしさを実感した。「平和を大切にしていかないといけない」。交流会で意見交換を行い、思いを言葉にして伝えることの大事さも学んだ。「一人ひとりが思いやりを持つことが大事。他人を思いやって行動していきたい」。これからも平和について考え、学び、伝えていく。

近堂創哉さん
近堂創哉さん
佐藤百合香さん
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