ふるさと夏まつりの会(細貝俊夫代表)が主催する「パネル・ランタン展」が8月22日・23日の2日間、市立聖ヶ丘コミュニティセンター「ひじり館」周辺で行われた。
例年、夏に「ひじり館」前で盛大に開催されている「ふるさと夏まつり」。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために中止を決定。その代替イベントとして企画されたのが、今回の「パネル・ランタン展」だ。
同会では、毎年夏まつりを開催する中で、帰り道が暗いという課題が挙がっていた。そこで、夜道を照らすランタンを作ろうというアイデアがあがり、今年、夏まつりの代わりとして実施することが決まった。
ランタンは、ペットボトルで製作。近隣の連光寺小学校、聖ヶ丘小学校、多摩桜の丘学園、聖ヶ丘中学校、聖ヶ丘学童クラブの子どもたちや、あい小規模多機能施設かりん、あいグループホームどんぐり、デイサービス聖ヶ丘の人たちに協力してもらい、641本が集まった。絵や、ステンドグラスのような色とりどりのフィルムをはったものなど、出来上がったさまざまなデザインのペットボトルに同会のメンバーが、重り代わりに水を注入。キャップに穴を空けてLED電球を垂らし、ハンダ付けしてランタンが完成。それをひじり館を中心に、聖ヶ丘中学校の西門まで、聖ヶ丘小学校の入り口付近までの全長約400mにわたって遊歩道に並べていった。
当日は、ひじり館前にこれまでの夏まつりを紹介する写真のパネル展示も行われ、夜道に瞬く幻想的なランタンを一目見ようと多くの人たちが訪れた。
細貝代表は「初めての企画でどうなるか心配だったが、夜になると子どもたちが自分のつくったランタンを探しに親子で来たりと、思った以上の人が来てくれた。今回はコロナの影響もあり企画がフィットした。通常に戻っても続けていけるように検討していきたい」と話していた。
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