多摩市は9月29日、市制50周年記念「みんなでつくる多摩市ONLINE文化祭」を11月7日(土)に動画共有サービス「ユーチューブ」を使って開催することを発表した。新型コロナウイルスの影響で、市内の地域イベントや学校行事が中止・延期となる中、地域の団体や児童・生徒・学生の活動の発表や、新たなカルチャーの発信の場として企画された同イベント。当日は30〜50団体が事前に収録した映像や、生中継による映像が配信される。
コロナの影響により、オリンピック・パラリンピックが延期となり、市内の地域イベントや学校行事も軒並み中止・延期となっている昨今。今後も、コロナと共生し「新しい生活様式」を取り入れた日常を送らざるを得ないのが現状だ。
そうした中で、市内の各団体が主催するイベントや発表会などを、オンラインによる市民発信の場として新たに創出し、来年迎える市制50周年への機運を醸成することを目的として、今回の「オンライン文化祭」が企画された。主催するのは、多摩市と市民有志で構成される多摩市市制施行50周年記念市民事業実行委員会「TAMA―BASE」(瀧口寿彦実行委員長)。
配信は11月7日(土)正午から午後6時までを予定。配信方法は「ユーチューブ」を活用し、今年イベントや学校行事が中止・延期となった団体・学校などを中心に30〜50団体が参加。20分〜40分の50〜80プログラムが予定されている。拠点となるのは、今春多摩センターにオープンした「KDDI LINK FOREST」。ここで生中継や事前収録した映像の配信が行われる。
「オール多摩市で」
プログラムは現在調整中で、市内各児童館によるドミノ倒し、市主催の健幸まちづくりシンポジウムのダイジェスト、中止となった「永山フェスティバル」の収録ライブ、市制50周年用に制作中の地域の人たちや企業を紹介する動画などがすでに決まっているという。注目のひとつは「オンライン盆踊り2020」。地元自治会と、有名DJやダンサーが共演し、オンライン会議アプリ「Zoom」で視聴者も参加できるプログラムも計画されている。
視聴、参加料は無料。市では1万人程度の視聴者を想定しており、TAMA―BASEでは市民からの応援を募るクラウドファンディングも予定している。TAMA―BASEの瀧口実行委員長は「コロナ禍でみんながストレスを感じている。それぞれ思いを共有できる空間として企画したら、多くの方々が参加の意思を示してくれた。オンラインだからできる新たなコミュニティができそうで、今からワクワクしている。オール多摩市で盛り上げていきましょう」と抱負を語り、多くの人の参加と視聴を呼びかけている。
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