市立青陵中学校(相良敏栄校長)は12月16日、1年生の生徒たちが制作した豊ヶ丘・貝取商店街加盟店のポスターや、商店街の広報誌などを配布し、清掃活動を行った。
同校では、毎年1年生の総合的な学習の時間の中で、地元の商店街を盛り上げようと「STP(商店街を・楽しく元気にする・プロジェクト)」と題して、フリーマーケットやシャッターアートなど毎年生徒独自のアイデアを実施してきた。今年度は、新型コロナウイルスの影響で例年のような企画ができない中で、SDGs(国連が掲げる17の持続可能な開発目標)を取り入れながら地元で何ができるかを考えた結果、商店街の広報誌や、各店舗のポスター、動画CMをつくることを決めた。
事前に、3クラスと特別支援学級の99人で班分けをし、生徒たちが同商店街に加盟する19店舗にヒアリングを行い、それを基にポスターと広報誌を作製。写真も撮影し、それを繋ぎ合わせてCMを制作した。
当日は、生徒自らが、出来上がったポスターや広報誌を商店街や加盟店舗に貼っていき、CMを各店舗に披露し、近隣にも広報誌をポスティングしていった。学級委員長の藤井明愛さんは「一人ひとりが頑張って計画してきた。ポスターを見て地域の方々が来てくれたら」と期待を寄せ、2組の学級委員の北舘杏里さんは「来年以降も商店街の魅力を違う形で伝えていってほしい」と後輩たちに思いを託した。
同商店街の小山英雄会長は「こんな時にもやれることを考えてくれて本当にありがたい。子どもたちが地域の商店街に興味を持ってくれたら」と話していた。
多摩版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
東日本大震災復興フォーラム3月28日 |
|