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市内ネットワーク団体 貧困家庭などを食料支援 来月初開催 「継続していく」

社会

掲載号:2021年5月27日号

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窓口となっている市社協の職員ら
窓口となっている市社協の職員ら

 多摩市内の企業や大学などで構成される地域ネットワーク「ゆるたまネット」が来月、新型コロナの影響を受け生活に苦しむ、子どものいる世帯や大学生の支援にあたる。寄付によって集まった食料の詰め合わせを無料で配布するもので、「これを始まりに継続した支援を行っていきたい」と窓口となっている多摩市社会福祉協議会の大久保雅司センター長は話している。

 昨年11月のネットワーク結成以来、「ゆるたまネット」として初の取り組みとなる。

 現在、20を超える市内の企業や大学らが加盟し、情報交換や学習会などを実施しながら、地域への貢献活動を模索している同ネットワーク。今回はコロナの感染拡大の影響を受け、「仕事が制限され収入が減ってしまった」といった声などが市内でも増えていることから支援を決定したという。対象は生活に苦しむ子どものいる世帯や大学生に絞り、市社協に寄せられた食料の詰め合わせの無料配布を社協の窓口など3カ所で行う予定だ。

 大久保センター長は「今回の配布に関しては申し込みを締め切ってしまったが、生活に苦しんでいる方は随時、相談してもらえれば。解決策を一緒に考えていきたい」と話す。

増加傾向

 この取り組みの背景にあるのが、貧困家庭の増加だ。

 昨春以降のコロナ感染拡大の影響で仕事を失ってしまった人などから、生活に関する相談が市社協には増えているといい、「『見えない貧困』もいる。支援制度から抜け落ち、生活難となる世帯も少なくない」と大久保センター長。そして、周囲に知られたくないと生活に困っていることを隠したがる家庭が一定数いるといい、「福祉団体だけでなく、企業や大学などへもネットワークを広げていくことでそれら家庭を救っていければ」と力を込める。

 一方で、市社協へ食料などの寄付が増えているそうで、大久保センター長は「以前よりおよそ10倍にも及ぶ量の食料を持ち寄ってもらっている。そんなお気持ちを生かし、活動の幅を広げていきたいと思います」と話している。

「提供可能な食料」募集市社協

 市社協では現在、市内の生活困窮者への食料支援を行うため、提供可能な食料の持ち寄りを求めている(フードドライブ)。未開封で、賞味期限が2カ月以上先。常温保存可能のものを募集しているといい、「米やパスタ、乾麺などが喜ばれます。ただ、アルコールや手作り品は対象外」と担当者。詳細は市社協のフードドライブ窓口【電話】042・373・6611へ。
 

【市民の声を紹介】 市社協は、フードドライブへの支援者や、食料を受けた市民らの声を動画で紹介している。※左記、二次元コードから鑑賞可能
【市民の声を紹介】 市社協は、フードドライブへの支援者や、食料を受けた市民らの声を動画で紹介している。※左記、二次元コードから鑑賞可能

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