「おはようはこのようなサイン」「こんにちわはこちらです」――。先月26日、貝取こぶし館(貝取コミュニティーセンター)でそんな解説と共に手話の実演を交えた講座が開かれた。
これは同館福祉部が企画した、あいさつ程度の手話を学ぶことができる入門講座で、当日は20人を超える地域住民らが参加。講師を務めたNPO法人「多摩市聴覚障がい者情報活動センター」の丸山洋子さんの実演を交えた講義に一緒になって手を動かす参加者の姿がみられた。
講座を企画した福祉部の益田幸兒さんは「手話は気軽にできるものと知ってもらいたくて実施した。今回の講座に参加して興味をもち、本格的に手話を学ぶ方が増えれば」と話し、講座後に集めたアンケートで「これを機会に勉強してみます」という声を見つけ笑顔になっていた。
年4回
こぶし館福祉部では今回の講座同様、地域住民が「福祉を知る」きっかけとなる教室を年間4回程度開催している。今年度は9月の認知症サポーター養成講座、11月に介護保険のしくみに関するものを開き、2月には薬膳料理教室を開催予定という。
益田さんと共に「教室」運営にあたる福祉部の岩本啓さんは「8月に都立大学の学生によるジャズコンサート予定するなど、こぶし館は音楽も楽しめる場となっている。気軽にお立寄り頂ければ」と話し、館のHPにあるイベント情報を「ご覧下さい」としている。
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