多摩市議会の女性議員で構成される「女性の健康応援隊」が活躍中だ。3日には10月の「乳がん月間」に合わせ、病気の早期発見のための検診を訴えるキャンペーンを多摩市内の各駅前で実施。応援に駆けつけた男性の市議会議員らと共に検診を呼びかけた。
一方で、5日には活躍する女性の事例として大阪にあるTV局の取材を受け、今年3月に生理用品を市内小中学校へ設置するよう行政へ働きかけた取り組みなどを紹介したという。
応援隊メンバーの一人、池田啓子市議は「多摩市議会で女性議員は3分の1以上を占める。女性議員で構成される超党派で一致団結して活動を進めているところは他の議会ではみられないことだと思う」と話す。
19年から
応援隊の結成は2019年の10月。その前年の「乳がん月間」を前に女性議員らが集まり、超党派で乳がんについての勉強会を開催したことが結成のきっかけになったという。
そして、毎年10月に乳がんの検診を促すキャンペーンを実施するようになるなど、多摩の女性たちがより健康に生活を送れるように活動してきたという。
応援隊の世話人の一人である岩永久佳市議は「他の議会に所属する議員からは応援隊の結びつきは驚かれることが多いが、共通課題に対して党を超え一致団結できるのは多摩市議会の伝統だと思う」と応援隊について話し、同じく世話人の橋本由美子市議は「集まることで発信力が増している。今後、メンバーの構成が変わることがあっても『健康隊は残していこう』とみんなで話し合っています」と語っている。
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