神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2018年4月5日 エリアトップへ

多摩中央警察署の署長に就任した 齊藤 靖(きよし)さん 管内在住 57歳

公開:2018年4月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

「現場に強く瞬発力ある署に」

 〇…2月19日付で多摩中央警察署約370人の署員を率いる署長に就任した。管轄する多摩市、稲城市の大半が多摩ニュータウンで、多くの住民がこの地域で生活を送る。「それに伴い平穏な生活の確保という責任を感じる。現場に強く、瞬発力のある警察署にしていきたい」と抱負を語る。

 〇…山形県出身。高校時代には陸上800m走で全国7位の実績を持つ。大学では箱根駅伝を目指し日々練習に励んでいた。卒業後、民間企業に就職するも「駅伝で培った力が警察の仕事に何か役に立つことはないか」と入庁した。それからは志村署を皮切りに機動隊などを歴任。東京税関への出向で密輸人事件を担当した後、薬物対策課、組織犯罪対策課でマネーロンダリング事件を担当するなど、長年捜査畑を歩んできた。中でも、初めて捜査部門に携わった際に、数年にわたる捜査でコカインの密輸事件を解決したことが特に印象に残っているという。

 〇…「捜査は証拠や資料、情報の積み重ね。あとはいかに早く現場に赴くか。瞬発力と、冷静さ、謙虚さが求められる」と経験に基づく捜査の極意を語る。そのためにも、署員にはワークライフバランスや心身の健康を保つことを説く。「管内の高齢化が進む中、特に特殊詐欺、交通事故など高齢者が被害にあわないよう対策に取り組んでいきたい」と意欲をみせる。

 〇…一男一女の父親。その子どもたちは警察官として働く。「志望していたことを全然知らなかった。嬉しかったですね」と頬を緩める。数年前から習い始めたという習字も今は4段。今年中の5段昇段を目指す。「常に相手を思いやる気持ちを忘れないようにしたい」。署員、市民の声に耳を傾けながら、自らも現場に出て、安心・安全なまちづくりに邁進していく。

多摩版の人物風土記最新6

渋下 すみれさん

被災地復興支援企画のトークセッションでファシリテーターを務めた

渋下 すみれさん

落合在住 21歳

3月28日

中山 京子さん

マリアナ政府観光局から名誉観光大使として表彰された

中山 京子さん

多摩市在住

3月14日

松崎 雄大(まつざき ゆうすけ)さん

3月24日に開かれる「せいせきさくらがおかメリーゴーランド」を共同主催する

松崎 雄大(まつざき ゆうすけ)さん

関戸在住 42歳

2月29日

清原 惟さん

映画「すべての夜を思いだす」の監督・脚本を務めた

清原 惟さん

多摩市出身 31歳

2月15日

ゴルバニ レザさん

東京都ベンチャー技術大賞を受賞した株式会社エコノフリーズの代表を務める

ゴルバニ レザさん

永山在住

2月1日

大島 淳さん

多摩青年会議所の2024年度理事長に就任した

大島 淳さん

永山在住 40歳

1月18日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook