多摩市教育委員会(清水哲也教育長)は3月25日、市立小学校に通う5・6年生や中学生の保護者、学校関係者に向けた「学力向上説明会」を関戸公民館ヴィータホールで開催し、英語教育の取り組みについて報告を行った。
同説明会は、多摩市教育委員会の学力向上に関する取り組みとその成果、2019年度以降の学力向上施策を紹介することを目的に昨年度から実施され、今回で2回目。
当日は地域の保護者ら約120人が参加。冒頭、清水教育長が「この説明会を子どもたちの未来を見据えるチャンスと捉え、多摩市の魅力と感じ、家庭、地域、学校が手を取り合って『日本一英語を話すことができる児童・生徒の育成』への思いをひとつにしていただけたら」と挨拶した。続いて、市教委教育部参事の山本武氏が登壇。「新学習指導要領を見据えた外国語を中心とした事業の展開」と題し、高校・大学入試の変更に伴い、英語4技能、特に「話す」ことが重要になることを挙げ、包括連携協定を結ぶベネッセコーポレーションとの連携や中学校教員の協力体制などに取り組んでいくことを報告した。
その後、ベネッセコーポレーションが英語4技能を評価する「GTEC」に関する取り組みなどを紹介。続いて、東進ハイスクール・東進ビジネススクールの講師で一般財団法人実用英語推進機構代表理事の安河内哲也氏による講演が行われた。安河内氏は、これからの英語教育について「インプットとアウトプットを組み合わせる」「スピーキングできるようになるには読んだり聞いたりすることが重要」「4技能を組み合わせた勉強をすれば英語力は伸びる」など、ユーモアを交えながら解説した。
今回、参加した保護者は「目からうろこの話で参考になった。自分たちの時代とは違うと感じた」「子どもたちにも今日聞いた話を伝えたい。危機感を持って親子で取り組んでいきたい」と感想を話していた。
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