「インクルスポーツクラブ多摩」のメンバーで、多摩コミュニティビジネス交流会を主宰する 高橋 賢さん 市内在勤 49歳
地域つなぎ「頼られる存在に」
○…障害の有無や年齢を問わず、スポーツを通じて双方の理解や交流が行える地域社会の構築を目指して昨秋発足した「インクルスポーツクラブ多摩」。その運営メンバーの一員として、3月30日にグリナード永山で行われた「ボッチャ体験会」の運営を担った。「普段ボッチャを知らない人でも知ってもらえる機会になったのでは。障害者の人も一緒に楽しむことができて良かったですね」と笑顔で話す。
○…地域の高齢者を中心に、介護予防や、誰もが元気で活躍できる社会を目指して、2年半前にトレーニングスタジオを設立。同じ志を持つ人同士の仲間づくりの場として2017年12月から「多摩コミュニティビジネス交流会」も主宰。2カ月に一度交流を行っている。そこで出会ったメンバーと立ち上げたのが「インクルスポーツクラブ多摩」だった。
○…地域活動のきっかけとなったのは、以前に市内の医療法人に勤めていた時だった。地域への思いを持って活動している若い人たちの姿を見て「地域でつながると面白い」と感銘を受けた。起業後に大学院でコミュニティビジネスについて学び、それを今実践している。地域に関わっている人たちがお互いに協力し合い、ビジネスの地産地消に発展していけば、地域の活性化につながる。「そうしたプラットフォームづくりに取り組んでいきたい」と志は高い。
○…3人の子どもの父親で「”イクメン”のはしりですよ」と白い歯を見せる。頼まれると断れない性格。「いろいろな場面で人と人をつなげて解決に導いていく。そうやって人の役に立ちたいんですよね」と微笑む。地域の中で、もっと人に頼られる存在になることを目標に、今後も地域で顔が見える関係づくりに取り組んでいく。
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