任期満了に伴う大和市議会議員選挙が、4月17日告示・24日投開票で実施される。市長選挙との同日選挙。大和市議会では昨年秋に定数減の条例案を賛成多数で可決したため、この選挙から現行定数から1減の28で実施される。
新人は過去最多、現職は過去最少
大和市議会では、前回改選の平成19年度以降に現職議員2人が死去したため、今の現職は27人。このうち9人が次期選挙には立候補しない意向を固めている。残る18人は出馬に向けた準備に入っている。
引退予定の現職は会派別に、公明党の池田俊一郎氏(63歳・6期)と鈴木珠惠氏(61歳・4期)、神奈川ネットの吉川美和氏(47歳・2期)と平山喜代美氏(52歳・1期)、無所属自民の前田邦壽氏(68歳・4期)、市民クラブの松川清氏(80歳・4期)、大和クラブの中丸孝志(62歳・3期)。さらに無所属議員団の荻窪幸一氏(55歳・5期)が市長選挙、民主党の及川晃成氏(47歳・1期)は県議選出馬を決めている。
立候補を予定しているのは、ベテラン勢から10選を目指す窪純氏をはじめ、7選目の大波修二氏と宮応扶美子氏、元議長の古木勝治氏は5選目を目指す。
中堅では、国兼晴子議長、古澤敏行氏、高久良美氏、大谷仁元副議長が4選、菊地弘前副議長と木村賢一副議長、岡本聖哉氏は3選目。
前回初当選の岩崎清昭氏、平田純治氏、村上寛光氏、河崎民子氏、三枝修氏、吉澤弘氏、堀口香奈氏は2選を目指す。
立候補を予定している現職18人の平均年齢は前回より1歳上がり59・9歳。
政党別では、民主が2増の5議席、公明が1増の5議席、共産党が現状維持の4議席、神奈川ネットも現状維持の3議席、自民は1増の2議席獲得を目指す。
新人は、政党公認が民主3、公明3、ネット2、みんな2、自民1の計11人。無所属もすでに11人が名乗りを上げている。
このほか無所属での立候補を検討している新人が複数いる。
現時点で名乗りをあげている新人22人の平均年齢は前回の新人よりおよそ8歳低い44歳。
大和市選挙管理委員会に記録が残っている昭和46年以降の市議選候補者の年齢別内訳をまとめると、現職18人は過去最少で、新人22人は過去最多となる。
これまでの情勢をまとめると定数28に対し現職18人、元職1人、新人22人の計41人の立候補が濃厚。
立候補者がこのまま41人となれば当選倍率が過去3番目に高い1・46倍となり、定数30に47人が立候補した昭和42年以来、44年ぶりの激戦となる。
【2月23日時点】
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