南林間テニスクラブで活動するテニスサークル「フリーダムテニスクラブ」(田村博志代表)が先月、活動中に倒れた男性の救急活動に貢献したとして今月14日、大和市消防本部(紺野幹夫消防長)から表彰され、感謝状が贈られた。
4月2日に南林間テニスクラブでテニスをしていたフリーダムテニスクラブの58歳の男性が突然倒れ、心肺停止状態になる救急事案が発生。クラブの仲間が救急要請をし、救急車到着まで交代で心肺蘇生を続けた。この迅速かつ適切な行動により、男性は救急車での搬送中に心拍が再開。重症だったが一命を取り留め、先月末に退院できた。
感謝状を受け取ったメンバーは「心肺蘇生の講習を受けた人が数人いたのでなんとか対応できました。仲間を助けることができ嬉しいです。本人も早く復帰してテニスがしたいと話していました」と喜びを語った。
南林間テニスクラブでは消防本部の協力を得て、メンバーを対象に心肺蘇生などの救命講習会を年に1回行っている。さらに平成19年に自動体外式除細動器(AED)を設置し、地域の住民も利用できるようにするなど、日ごろから万が一の事態への備えをしていたという。
紺野消防長は「大切な命が救われ、大変感謝しています。講習を受けていたとは言え、実際に救急活動を行うには勇気が必要だったと思います。今後も『救える命』のために、AEDの設置や講習会を継続して行っていきます」と話した。
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