11日にハワイアンイベントを主催する大和ハワイアン愛好会の会長 木村 三郎さん 上和田在住 67歳
第2の青春 満喫中
○…市内のみならず、近隣のフラ好き百人以上が集うイベント「ハワイアン・フラ愛好者の集い」を、明日11日に保健福祉センターで開く。今回は東日本大震災の被災地復興支援として、入場料の一部を寄付することも企画中。「日頃の練習成果を発表する場として出演者も楽しみにしている。多くの方に見ていただきたい」と目を細める。
○…生まれも育ちも上和田。渋谷中学校卒業後に勤めた会社にハワイアンバンドがあり、入部したのが音楽にふれるきっかけだった。「なぜ入ったのか今でも分からない」と苦笑しながらも、「私らの世代はハワイに対して特に憧れがあったのかな」と微笑む。バンドではウクレレやギターを担当。6年ほど活動したものの多忙な仕事に追われ、自然と音楽から離れてしまったという。しかし、定年を間近に控えた50代後半。「このまま、人生を終わらせてはもったいない」と一念発起。中途半端だったハワイアンに再度挑戦することを決意し、定年と同時に友人ら3人と「大和ハワイアン愛好会」を立ち上げた。
○…囲碁や将棋が趣味だったこと、自分と同年代の人達が遊べる場所がなかったことから、55歳の時に自宅の敷地内に趣味のフリースペース『地域ふれあいの場』をオープンさせた。今でも光熱費程度の料金で地域の人たちに開放し、近隣の人たちから親しまれている。また、ハワイアンを始めると同時に新たにスタジオも建設。内装はほとんど自らの手で作り上げた。「勤めている時には出来なかったこと。人生を満喫していますよ」と満面の笑み。
○…人が楽しむ姿を見るのが何よりも好き。だからこそ、発表会の企画から会場の確保、チラシ製作までを一手に引き受けている。「人に頼むのが申し訳なくて」と苦笑するものの、その表情は満足げ。「自分がステージに立てるのもあと数年かも知れない。だから、動けるうちに頑張らないとね」と豪快に笑った。
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