大和市自治会連絡協議会の新会長に就任した 高橋 輝久さん 上草柳在住 70歳
「私は、汗っかきです」
○…市役所が地域と連携する上で、最も身近で頼れる存在なのが地域の自治会。大和市内に152ある単位自治会と、12地区にある連合自治会を束ねる大和市自治会連絡協議会の会長にこのほど就任した。「いろいろな社会経験を持った方々が集まっているのが近年の自治会組織。そうしたなかでの大役ですが、自分らしく全力でやっていきたい」。そう話す表情には力みがない。
○…昭和16年生まれ。草柳地区に代々続く農家の長男として生まれた。南大和小学校から大和中学を経て、藤沢商業に進学。生まれながらの跡継ぎではあったが卒業後はすぐに大手自動車メーカーに就職した。「長男のくせに自分はサラリーマンをやらせてもらった。そういう意味では好き放題な人生を過ごしてきました」。就職から定年退職するまでの42年間、現場一筋で汗を流してきた。
○…自動車工場では、若くして出世した。上層部と部下の間に立ち、上司にひとにらみきかせるのはお手の物。上司にとっては「目の上のたんこぶ」だったふしもあるとか。「自分は苦労らしい苦労はしていない。後輩にも恵まれて幸せなサラリーマン時代だった」と振り返る。「正義感が強かった?」。そう水を向けると「おう、そうかも知れないね」と、小気味よく膝を叩いた。
○…地域での活動は50歳を目前にした頃から。農協の「上草柳東(あずま)生産組合」で組合長を引き受けたのがきっかけだったという。やがて自治会活動にも参加するようになり、会長や体育振興など要職を歴任してきた。
○…会社生活と地域活動で培った信念がある。それは「金持ちは金を使う。頭がいい人は頭を使う。どっちもなければ汗をかく」。そう言うと「私は汗っかきですよ」と笑った。楽しみは晩酌。酒のあてはもっぱら奥さんの手料理。舌鼓を打ちつつうたた寝し、朝のウォーキングで健康を保つのが日課だという。
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