陸前高田市内でがれきや木材などを撤去する大和市の新採用職員
大和市はこのほど、４月に採用した新採用職員38人を２陣に分けて、岩手県陸前高田市に派遣。新採用研修の一環として、がれき撤去などのボランティア活動に従事させた。
第１陣の18人は、６月19日夜に大和市をバスで出発。20日早朝に陸前高田市に到着し、そのまま現地のボランティアセンターの指示により、津波で被災した海沿いの住宅地に入った。職員は、がれきや木材などの撤去に汗を流し、同日夕方に帰路についた。
６月27日には、残る20人を第２陣として派遣。第１陣と同様に陸前高田市内での活動にあたった。
大和市ではさらに、７月９日から９月までの毎週土曜日にボランティアバスを運行。あらかじめ募集した市民ボランティア20人を陸前高田市に派遣することにしている。
大和市では震災以来、宮城県石巻市、同多賀城市、仙台市、釜石市、大槌町などに延べ２１２人の職員を派遣（６月20日現在）している。職員は、被災地での避難所運営や家屋調査、危険建物認定調査などの行政事務のほか、保健師が相談活動にもあたっている。
大和市がこれまで被災地に派遣した職員数は、震災当初の支援物資運搬などを含めれば３００人を超えており、今後も継続される。
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