大和市社会福祉協議会の新会長に就任した 高橋 政勝さん 上草柳在住 73歳
繋がっていく人と町
○…大和市社会福祉協議会の新会長として「市と地区、地区と市民の繋がりが強い福祉の町づくり」を目指す。「まだまだ繋がりが弱く、福祉や社協がどういうものかわからない人も多いようです。実は何気ないご近所付き合いも ”福祉”です。福祉は誰にでもできる、わからないときは社協に聞いてみようと思ってもらえるように頑張っていきたいです」。
○…社協の新会長に就任するまでは、30年ほど上草柳地区で民生委員を務めていた。隣人の代理として軽い気持ちで始めたが、人と人との繋がりや助け合いの大切さを深く感じ、たくさんの人が集まる行事を企画したり、お年寄りのための集いの場を設けたりしてきた。「このときによい意見、思いがけない提案を出してくれるのは地域の人でした。これからは社協をより地域の人が気軽に提案や相談ができる場所にしていきたいですね」と真剣な表情を見せた。
○…妻との二人暮らし。上草柳で生まれ育ち13代目になる。小さな頃から父に「しっかりしなさい」と口うるさくしつけられ育ってきた。「『自分は父親みたいには絶対ならないぞ』と心に決めていたはずが、気が付いたら息子に同じようなことを言っていて」と苦笑い。近くに住む息子は自分と同じく市役所勤めの後、上草柳郵便局の局長に就任。同じ道を歩んでいる。「息子のところの孫は女の子だから、口うるさく言われてはいないだろうね」と目を細める。
○…時間があるときには、ご先祖が残した数百年前や大正の頃の上草柳の記録が細かく記されている古い書物を探し出して、解読している。「この間は三行半なんかも出てきたりしたんですよ。昭和の初め頃に初めて作られた託児所の話をご近所の人に話したら、行った記憶があるという人もいてね」と生き生きと語る。この貴重な記録をずっと後の子孫のためにも残し、歴史を繋げていきたいと話す。
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