高校女子バレーの県立大和南高校(下釜信三校長)が、7月28日から東北4県(青森・秋田・岩手・宮城)で開催される高校総体(インターハイ)に出場する。同校のインターハイ出場は7年連続8度目。
大和南は、春高バレー10回、高校総体7回、国体3回出場の強豪校。平成19年度には、公立高校ながら高校総体で3位に入り、翌年の春高ではベスト8入りするなど全国でも有数の強豪校に成長した。
14年間指揮を執った飯塚監督(62歳)が今春で勇退し、参謀役だった井上和昭コーチ(48歳)が新監督に就任。5月の関東大会県予選では決勝戦で橘に敗れたものの、6月4・5日で行われた関東大会では過去最高の3位に入った。
6月12日からの高校総体県予選・決勝リーグでは、決勝戦までの全7試合で相手に1セットも与えず完勝。7年連続8度目、井上体制では初の全国大会となるインターハイ出場を決めたが、決勝では橘に完封され国体出場は逃した。
新戦力が台頭
今年の大和南は「スター選手こそいないが結束力が強いチーム」(井上監督)。
高校総体では、今年1月の春高バレーでコートに立った北村千花(3年・港南)を中心に、キャプテンの中丸千晶(3年・六会)、板垣澪(3年・鶴間)、2年生の齋藤佳奈(鉢山)、江川優貴(神田)、さらに昨年夏の全日本中学選手権出場で全国の強豪校から注目を集めた1年生の若松佳奈美(金目)と福田春奈(金目)が新戦力としてレギュラー入りした。
支援者が激励
今月10日に学校で開かれた壮行会には部員38人と指導者、保護者が出席。甘利明代議士や同校OBで支援を続ける古谷田力市議、常泉寺の青蔭文雄住職、ミズノ(株)厚木営業所の山本秀人所長ら地域の関係者が激励に訪れた。
あいさつで井上監督は「目標はベスト4だが、シード校を倒して日本一に手を届けたい」と活躍を誓うと、中丸千晶キャプテンは「県予選で橘に負けた悔しさをインターハイにぶつける」と、意気込みを語った。
7月29日に初戦
高校総体は7月28日に青森市内で総合開会式が行われ、青森、秋田、岩手、宮城の東北4県で競技が行われる。女子バレーは青森県八戸市で全国56校が出場。7月29日に予選、30日に決勝トーナメント1・2回戦を行いベスト16が出そろう。3回戦と準々決勝は7月31日、8月1日には準決勝、決勝が行われる。
予選の対戦相手は、過去最高の準決勝進出を果たした平成19年のインターハイ予選と同じ、新潟県の新発田商に決まった。
山岸くんも全国
大和南高からは、陸上競技部1年の山岸平英くんも県大会、南関東大会で上位に入り、棒高跳びでインターハイに出場する。
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