第93回全国高校野球選手権福島大会の決勝戦が7月28日に開成山球場で行われ、大和市出身の遠藤雅洋選手(3年・17歳)=遊撃手=のいる聖光学院が、5年連続で甲子園の切符を手にした。遠藤選手にとっては2年連続の甲子園出場となる。
遠藤選手は、軟式少年野球の「大和クラブジュニア」から、中学硬式野球の「横浜瀬谷ボーイズ」(東海大相模中)を経て福島の聖光学院に進学。1年秋から主軸として活躍し、2年春からは4番打者に定着。この年の春季東北大会では決勝戦で仙台育英(宮城)を破り、チーム初の東北大会優勝に貢献した。
昨夏の甲子園では、2年生エースの歳内宏明投手とともに4番・一塁手として活躍。過去最高のベスト8入りを果たした。昨年秋の福島大会で優勝して臨んだ東北大会では、準々決勝で仙台育英に敗れセンバツを逃した。遠藤選手は今年冬に一塁手から遊撃手に移り、打順も俊足を活かした3番、副キャプテンを任された。そのさなかに震災が発生し、被災地となった福島県では夏の前哨戦となる春季県大会が中止された。
父・一直さん(43歳)によると、遠藤選手は口数が少なく黙々とプレーするタイプ。その遠藤選手が、甲子園入りした1日に一直さんを通じて本紙にコメントを寄せてくれた。「とにかく死にもの狂いでやる。目の前の1勝に集中して、ベンチ入りできなかった仲間の分まで自分らしく暴れてきたい」。
福島県北部の伊達市にある聖光学院硬式野球部は、部員数126人。福島県内での公式戦連勝記録61。
阪神甲子園球場で開催される第93回全国高等学校野球選手権大会は、8月6日からの15日間。
聖光学院の初戦は8月6日第3試合(15時20分〜)。相手は日南学園(宮崎)。
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