高齢者が地域で活躍できるよう短期的な就業機会などを確保して提供する大和市シルバー人材センター(大久保宣正理事長)がこのほど、設立から30年を迎え、11月13日(日)に初めて一般向けのイベントを開催する。
大和市シルバー人材センターは、昭和56年4月に大和市高齢者生きがい事業団として設立。平成2年の法人化で社団法人となった。
現在は、平成24年度の公益法人化に向けた準備を進めており、高齢化が進む地域社会における重要な公益機関として期待される。
同センターの主な業務は公共や企業、家庭から仕事を受注し、その作業を有償で60歳以上の会員高齢者に提供すること。
その契約額は昭和56年度に年間約3000万円だったが、平成22年度には3億890万円に達し、シルバー世代の人手需要は着実に増加している。発注元の2割が大和市などの公共からの仕事で、残りの8割を民間からの発注が占めている。
担い手となる会員数は平成18年度から増加が加速しており、今年10月末には設立当時の2・8倍にあたる909人を突破。早ければ今年度中にも1000人に達する勢い。
団塊の世代がすでに定年を迎えていることから、今後も会員数の自然増が予想され、受注機会の拡大が急務の課題となっている。
同センターが取りもつ仕事は、除草作業や植木の手入れ、大工業務、障子の張り替えなど家庭向けの軽作業から、毛筆筆耕、清掃管理業務など約30種類に及び、こうした情報は会員が手作りで作成、運営する「大和市シルバー人材センター」のホームページでも詳しく紹介されている。11月18日(金)と12月9日(金)には入会説明会もある。
西側プロムナード
11月13日(日)に大和駅西側プロムナードで開催する「シルバーまつり」では、会員が仕事を実演するほか趣味の作品なども展示。豚汁や焼きそばなどの模擬店も出店する。時間は10時から15時まで。
問い合わせは大和市シルバー人材センター/【電話】046(263)8600へ。
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