大和南高女子バレー 11度目の「春高」へ “絶対的エース”不在も総合力で県準V
『春高バレー』の愛称で知られる全日本選手権大会への予選会を兼ねた「神奈川県高校バレーボール選手権大会」の決勝戦が13日に藤沢市の秋葉台体育館で行われ、大和南高校女子が準優勝。8年連続11回目となる春高への出場を決めた。
同大会女子の部には県内から150校が出場。75校ずつ2つのブロックに分かれトーナメント戦を行い、2枚の全国切符を争った。
大和南は霧が丘との初戦を25対5、25対9と圧勝すると、その後も1セットも失わない磐石の試合運びで勝ち上がり、市立橘との決勝戦に進出した。両校の対戦は互いの意地がぶつかる接戦となったものの、セットカウント2-1で市立橘が勝利。大和南は準優勝となった。
今春から指揮を執る井上和昭監督は、準優勝という結果に「優勝できなかったのは残念だが、レギュラーが大会直前に怪我をするアクシデントがあったことを考えれば、選手達は良くやったと思う」と話す。今のチームには今春同校を卒業し、Vリーグ・東レアローズに進んだ二見梓選手のような「絶対的エース」はいない。しかし、春校を経験している3年生の北村千花選手を中心に、粘り強くボールを拾って全員で点を取るスタイルは確立されている。また、金目中学校(平塚市)時代に全国大会でベスト8入りを果たしたリベロの若松佳奈美選手、ライトの福田春奈選手の1年生2人の加入も大きいという。
「エースがいなくてもチーム全体の総合力は向上している。春高には万全の体制で臨み、粘りの全員バレーで初のベスト4進出を目指したい」と井上監督は話している。
春高バレーは12月4日に抽選会があり、本大会は平成24年1月5日から9日まで東京体育館で開かれる。
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