大和市は1月30日に栃木県足利市と災害時相互応援協定書を締結した。大木市長が足利市役所を訪れ、同市の大豆生田(おおまみうだ)実市長と協定書を交わした。
この協定は、双方の区域で大規模災害が発生した際の応急対策や復旧活動について定めたもの。大和市は同様の協定を昨年11月にも、大阪府松原市との間で締結している。
市では、東北・関東地方が広範囲にわたって被害を受けた昨年3月の東日本大震災で、遠方の自治体による被災地支援が大きな力となったことを教訓に、相互支援体制の構築を模索。
すでに隣接市とは同様の協定を結んでいることから、同一災害で被災しにくい自治体を探し、応援態勢の構築を呼びかけている。
今回の締結は「人口規模が大和市と近く災害時の基幹道路である東北自動車道を利用して行き来ができる」として大和市側から提案。足利市がこれを快諾して協定の締結に至った。
両市が結んだ協定書には、食糧や飲料水などの提供のほか、被災者を一時収容するために必要な施設の提供、職員の派遣、ボランティアのあっせんなどが盛り込まれている。
大木市長は「足利市と協定を締結できたことは市民にとって安心感を与えてくれる。災害はいつ起こるか分からない」とし、大豆生田市長は「大和市から今回の話をいただき、ありがたい。ぜひ、今後とも連携を深め、防災に取り組んでいきたい」と話していた。
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