大和市が大和駅東側第4地区に整備する予定の芸術文化ホールについて、市が2012年度当初予算案に開設準備事業として603万円を計上した。2日の市議会文教市民経済常任委員会でこの予算をめぐる質疑があった。
この事業は、文化スポーツ部文化振興課が所管する「(仮称)芸術文化ホール開設準備事業」で、ホールの管理運営について計画を策定するという。同課では昨年9月から複合施設全体の管理運営方法などを決める計画づくりも進めている。
この開設準備事業について「ここではっきりと確認したい」と切り出した、明るいみらい・やまとの町田零二氏(31歳・1期)は、「予算を認めることが芸文ホールや第4地区再開発に賛成したことにはならないか」と市側に確認した。
これに対し文化振興課長は「この予算はホールを作る際に必要なもの」と述べ「作る、作らないの賛否は一番大きなお金が動く保留床の取得金を審議する来年度(平成25年度)になるのでは」との見解を示した。この発言に河崎民子委員長が「それは文化振興課長の意見としたほうがいい」と補足する場面もあった。
町田氏はさらに井上昇副市長にも答弁を求め、井上副市長は「芸文ホールにかかわる第4地区の予算については議会の承認がなければ進まない」「保留床取得の時に予算を提案させて頂く」などと述べた。
この日の同常任委員会では、ホールの管理運営方法などを検討する際に市民の意見を多く聴くよう求める発言が相次いだが、市側は「時間的に難しい」などと述べ明確な答弁は避けた。
この事業を含む同委員会所管の12年度一般会計予算案は賛成5、反対1の賛成多数で可決された。
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