絆作りのサロン 「誰でも自由にどうぞ」
福田にある石原啓子さん(65歳)の自宅では、毎週水曜日の午後1時から5時まで、近隣住民を招く地域サロン「茶OH!(ちゃお)」が開催されている。参加自由で、帰るのも自由。特別な目的も必要ない。世間話をするだけの一見何の変哲もない普通のお茶会。
実はこのサロンは、地域福祉のネットワーク作りを目的とする大和市との協働事業「ふくしの手全員集合」の一環として企画している事業のひとつ。孤独死を防止することを目的に開催されているフランスの「隣人祭り」をヒントに生まれたもの。
石原さんは、長年介護士として働く中で、高齢者を取り巻く課題を肌で感じてきた。「高齢者自身だけでなく、介護者の家族も孤立している場合が多い。もっと近所が助け合う環境作りが必要」と、定年を機に昨年11月にオープンした。
サロンには、40代から80代と幅広い層が集まる。おしゃべりを通し、近隣の高齢者の情報交換や家の悩みなど相談にのり交流を深めている。
「昔ならどこにでもあった、ちょっと休める縁側のようなもの」と石原さん。
現在「ふくしの手全員集合」では、石原さんのほか、上和田団地、下福田北部自治会館でも「茶OH!」の定期開催を予定しているほか、自宅を開放してくれる個人を募集している。
開催には、事前の講習会のほか、目印のブルーの旗の貸出しを行っている。
問い合わせは大和市健康福祉総務課/【電話】046・260・5604へ。
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フリマ出店者30日まで受付4月26日 |
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