大和市議会(木村賢一議長)は5月9日に臨時会を開き議会内の役職を改選する。正・副議長、監査委員のほか、常任委員会と議会運営委員会、特別委員会の所属委員と正副委員長も改選。さらに議会が選出する行政の付属機関委員など50以上のポストが改選される。
従来は1年制だった正副議長の任期が、今年は2年制に移行する。この方針は議会改革の一環で、議会事務局によると昨年10月の会派代表者会ですでに決定済みだという。これに沿った場合、2年後に改選する際の任期が1年となるが「やむなし」とされたという。
昨年の選挙で半数が入れ替わった市議会では、2期目以上の14人のうち木村議長を含む3人が議長経験者。残る11人のなかから、副議長経験者の大波修二氏(7期)と大谷仁氏(4期)が次期議長の有力候補。 このうち大谷氏は9人が所属する最大会派「新政クラブ」代表で、同会派は大谷氏擁立で一致し、公明党と連携する公算が大きい。 この場合の副議長は5人が所属する公明党の古澤敏行氏(4期)が最有力となるが、新政・公明両会派を足しても過半数に1人足りないことから、さらなる協調が不可欠となる。
一方で両会派を除く6会派が結束した場合には、議長候補として大波氏が浮上する。その際は共産党の窪純氏(10期)や神奈川ネットの河崎民子氏(2期)が副議長の候補となりそう。
今年の議会人事は、新政・公明両会派の連携には特段の支障がないことからも、その他6会派の対応が焦点となる。この際、議会の半数を占める当選1回の議員が会派を横断した調整役を担うと見られる。
5月9日の本会議は午前9時から。昨年の閉会時刻は午後8時42分だった。日程は4月27日の議会運営委員会で正式決定する。
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