桜丘学習センターの一室に響く、ピアノ、ベース、ドラムの生演奏。その心地よい音楽をバックに「青春時代」「みかんの花咲く丘」などを大きな声で歌う参加者たち。出だしを間違えようが、音程が外れようが、そんなことは構わない。歌うことが楽しくて仕方ないとばかりに、歌いっぱなしの2時間。終了後には充実した表情がうかぶ。
これは、5月27日に行われた「うたごえの会・青麦」の一幕。「歌って健康、歌って元気」を合言葉に、2010年5月に設立された音楽サークルだ。会の設立者で代表を務めるのは、中央林間在住の松本みやこさん(64歳)。地域で知り合った高齢者から「カラオケのように1人で歌うのではなく、みんなで歌える場所がもっとほしい」との要望を受けたのがきっかけだった。
「せっかく会を作るなら、普段味わえない環境で歌えるようにしたい」と、生演奏で行うことを決意。知り合いのつてを使って、市内在住のジャズミュージシャンに頼むと快諾を得ることができたという。
プロの演奏で歌えることが喜ばれたのか、第1回から60人が参加。当初は林間学習センターで行っていたが、交通手段のない人から「市内の西部で行ってほしい」との要望があり、桜丘学習センターでも開くようになった。現在、その数は8回。次回は7月22日に林間学習センターで開かれる予定だ。参加費は1人1000円。当日直接会場へ行けば、誰でも参加できるという。問い合わせは松本さん/【電話】046・276・7395へ。
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